0→100km/hが1.5秒台! EVはF1より速い!?
- 2017/10/18
- 21:20
0→100km/hが1.5秒台! EVはF1より速い

出典:名古屋大学FEM
「全日本学生フォーミュラ」は、毎年秋に静岡で開催される学生レーシングカー競技の祭典です。
2003年から始まり、全国から100以上のチームが参加しています。
その競技に、最近ある変化が起きています。
2013年から始まった電気自動車(EV)部門への参加が、この5年で8チームから19チームへと急増しているそうです。
過去にエンジン車で優勝経験のある強豪チームの名古屋大学FEMも、今年9月の大会からエンジン車での参加を取り止めEV化に舵を切ったチームの1つです。
なぜEVシフトを決めたのでしょうか?それは、「海外での学生フォーミュラのレース結果を見ると、圧倒的にEVのチームが速いタイムを出すようになっている」からです。

2016年、スイスのチューリッヒ工科大学の学生チーム「AMZ」のフォーミュラカーが世界中のレースファンを驚かせました。
停止状態から時速100kmに加速するまでの秒数(ゼロヒャク)の世界記録を1.513秒に塗り変えたのです!
エンジン車のF1マシンが2秒台といわれていることを考えると、驚異的な速さです。
EVは、アクセルやブレーキが実際に効くまでの伝達速度が速く、エンジン車に比べて、低速から最速スピードを出すまでが速いという特徴があります。
自動車の出足を左右するのは、動力系のトルクです。
エンジン車はアクセルを踏み込み、燃料を一定量使って回転数を上げないとトルクが高まらないので、一気に加速といってもアクセル操作に対するタイムラグが生じます。
ところが、EVを駆動するモーターはゼロの状態から一気にトルクを出せるので、出足が鋭いのです。
フォーミュラレースでは、加速とブレーキを狭いコースで繰り返すため、その特性をフルに生かせるのです。

出典:名古屋大学FEM
「全日本学生フォーミュラ」は、毎年秋に静岡で開催される学生レーシングカー競技の祭典です。
2003年から始まり、全国から100以上のチームが参加しています。
その競技に、最近ある変化が起きています。
2013年から始まった電気自動車(EV)部門への参加が、この5年で8チームから19チームへと急増しているそうです。
過去にエンジン車で優勝経験のある強豪チームの名古屋大学FEMも、今年9月の大会からエンジン車での参加を取り止めEV化に舵を切ったチームの1つです。
なぜEVシフトを決めたのでしょうか?それは、「海外での学生フォーミュラのレース結果を見ると、圧倒的にEVのチームが速いタイムを出すようになっている」からです。

2016年、スイスのチューリッヒ工科大学の学生チーム「AMZ」のフォーミュラカーが世界中のレースファンを驚かせました。
停止状態から時速100kmに加速するまでの秒数(ゼロヒャク)の世界記録を1.513秒に塗り変えたのです!
エンジン車のF1マシンが2秒台といわれていることを考えると、驚異的な速さです。
EVは、アクセルやブレーキが実際に効くまでの伝達速度が速く、エンジン車に比べて、低速から最速スピードを出すまでが速いという特徴があります。
自動車の出足を左右するのは、動力系のトルクです。
エンジン車はアクセルを踏み込み、燃料を一定量使って回転数を上げないとトルクが高まらないので、一気に加速といってもアクセル操作に対するタイムラグが生じます。
ところが、EVを駆動するモーターはゼロの状態から一気にトルクを出せるので、出足が鋭いのです。
フォーミュラレースでは、加速とブレーキを狭いコースで繰り返すため、その特性をフルに生かせるのです。